10月1日に行われた記者会見で、ウェストバージニア州務長官アンドリュー・ワーナー氏は、FBI(アメリカ連邦捜査局)が同州の2018年中間選挙で使用されたブロックチェーン投票システムの詳しい調査を開始することを明らかにした。
この中間選挙は、Voatz (ヴォーツ)というブロックチェーンベースの投票プラットフォームが、全米で初めて使用されたとして大きな話題を呼んだものだ。
しかし、この選挙期間中、何らかのハッカーが、Voatzをハッキングして選挙操作を行おうとしていたという事実が発覚し、今回FBIがハッキングについて捜査を開始することとなった。
ワーナー氏は以下のように述べている。
「結果的にハッキングは成功しなかったが、ハッカーが投票プロセスに侵入しようとしていたことは確実であり、非常に悪質だ。」
確かに今回のブロックチェーン選挙システムでは、モバイル投票の問題点が浮き彫りになってしまった。
しかしながら、この選挙システムはコロラド州・ユタ州など、ウエストバージニア州以外でも徐々に導入されつつあり、その将来性は十分に見込まれているのである。
今はまだ、ブロックチェーンベースの投票プラットフォームは脆弱性を批判されがちだが、将来わたしたちに参加しやすく、かつ透明性の高い選挙をもたらしてくれるかもしれない。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta