今週火曜日(24日)深夜から水曜日(25日)早朝にかけて、記録的な下げを見せた暗号資産(仮想通貨)市場。
ビットコインの暴落のあと、主要アルトコインもドミノ倒しのように相次いで大暴落を記録した。
今週火曜日(24日)深夜から水曜日(25日)早朝にかけて、記録的な下げを見せた暗号資産(仮想通貨)市場。
ビットコインの暴落のあと、主要アルトコインもドミノ倒しのように相次いで大暴落を記録した。
「アルトコインはビットコインの価格変動の影響を大いに受ける」というのはよく聞く話だが、今回の暴落を受けて、アルトコインの価格変動を予測するのに有力な材料がまた別にあるというのが明らかになった。
それがイーサリアムの対ビットコイン(ETH/BTC)価格の推移だ。
暗号資産(仮想通貨)界の王様であるビットコインに対して、主要アルトコインのひとつであるイーサリアムがどのように機能するかは、その他のアルトコイン市場予測における重要な材料となる。
壊滅的な価格崩壊を記録する直前の今週火曜日の日中、暗号資産(仮想通貨)市場は比較的安定した値動きを推移していた。
それゆえ、普段のテクニカル分析から、これほどまでの暴落を予測するのは難しかった人も多いだろう。
しかし、ETH / BTC為替レートは、大暴落が起こるずっと前から、最悪の事態を示唆していたのだ。
イーサリアムは今年に入ってからドルに対して約27%のプラスを返している。
さらに、イーサリアムは、最底価格と比較するとピーク時には160%近く上昇しており、2019年のイーサリアム市場はトレーダーたちに強気な印象を与えていた。
だが、イーサリアムをビットコインにサイズアップすると、その印象はまったく異なる。
実は、ETH / USDのレート変動とは裏腹に、2019年に入ってから8月時点でETH / BTCは44%以上下落していたのだ。
さらに今月初旬の時点では、ETH / BTCペアは約55%下落していた。
そして今週に入りETH / BTC価格がさらに下落したのち、火曜日深夜に多くのアルトコインがこぞって急落した。
今回のアルトコイン急落に関しても、今月初旬時点でETH / BTCの大幅下落に着目することができていれば、早急に対応できたかもしれない。
2018年、ICOブームの終焉以降、イーサリアムの需要はどんどん減少していった。
そして、多くのアルトコイン価格の下降傾向をイーサリアムが拡大してきた。
暗号資産(仮想通貨)市場に新たな資本が入りにくい状況にあるため、暗号資産(仮想通貨)市場はビットコインの独壇場になりつつあり、アルトコインの価格は上がりにくくなっている。
緊張感が高まるアルトコイン市場に対して、ビットコインに次ぐ時価総額2位のイーサリアムが与える影響は計り知れない。
イーサリアムの対ビットコイン価格にも細心の注意を払って、今後の暗号資産(仮想通貨)市場に注目していきたい。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta