仮想通貨テザーを発行した共同創業者が開き直る

テザー社の共同創設者のWilliam Quigley氏は「テザーに裏付け資産があるかどうかは重要ではない」との裏切りとも言える発言を残した。

テザー社が発行する、ドルにペグされた暗号資産(仮想通貨)「USDT(テザー)」はたびたび問題を起こしてきており、現在も「本当に裏付けとなる米ドルがあるのかどうか」を巡って裁判が行われている。

もし本当に裏付け資産をテザー社が十分に保有していなかった場合は、大問題になるのであるが、William Quigley氏はそう考えていないらしい。

「暗号資産(仮想通貨)テザーがUSドルに裏付けられているかどうかは、本当は重要ではない。本質的なことは、テザーが「1 ドル」の価値を持つというユーザーからの信頼を得られるかどうかだ。

William Quigley氏はこう発言した。

しかし1ドルの価値を持つという信頼を得るために、準備金を用意する必要があるのではないだろうか?

そう伝えられていたからこそ、ユーザーは1ドルの価値を持つと信じてきたに違いない。

しかし今更、「実は準備金がありません。みなさんからの信頼で1ドルという価値を保ってきました。」と言われれば、すぐにでもシステムが崩壊する可能性はある。

この裁判の結果から目が離せない。

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参考:(https://coinpost.jp/?p=105518)(https://www.bloomberg.com/news/audio/2019-09-04/quigley-on-libra-and-blockchain-apps-correct-radio)