FRBのパウエル議長が上院で証言

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は上院銀行委員会で行われたフェイスブック社の暗号資産(仮想通貨)リブラに関する質疑で、ビットコインは金の代替品として扱われていると証言した（動画）。

「暗号資産(仮想通貨)のシステムは準備法定通貨の必要性が小さくなったり、なくなったりすることはあり得るか？」との議員の質問に対し、「可能性はある」と答弁。

しかし、世界中で受け入れられているようには見えない。

ビットコインが良い例だ。誰もビットコインを支払いに使っていない。

人々はビットコインを金の代替品として使っている。

金のように投機的な価値保存手段だ。

と述べ、ビットコインは金の代替品として価値の保存手段という役割を担っているとの認識を示した。

経済が破綻した国や経済制裁対象国でこの傾向は強まっている。

年率268万8670%のハイパーインフレに悩むベネズエラではビットコインの取引量が昨年と比べて300%増えたと報道されている。

1979年以来アメリカの経済制裁が続くイランでは自国通貨リヤルの価値が下落しており、イランでの暗号資産(仮想通貨)取引は違法にも関わらず、ビットコインが財産の保護手段として利用されている。

これらの事実はビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)が「なんだか怪しいもの」から「資産の一種」へと変容してきたことを証明しており、業界からは喜びの声が上がっている。

 

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