価格変動率が大きな特徴の一つであったビットコイン(BTC)だが、その値は過去最低水準にあるようだ。
しかし、過去には低ボラティリティは強気市場に先行していたというポジティブな事実がある。
Marketwatchのレポートによると、ビットコイン(BTC)のボラティリティは過去最低水準を記録しているようだ。
アナリストであるDow Jones氏のマーケットデータでは、今年3月のBTC取引レンジ(価格変動率)は7.8%となっており、ビットコイン創設以来最も低い値となっている。
2017年以降の平均値は21.2%、2013年まで遡った時の平均値は53.7%であることを考えると現在がいかに低水準かが分かるだろう。
この事実において特筆すべきは、ビットコインは低ボラティリティから価格高騰が起こっている歴史があることだ。
実際に、有名暗号資産(仮想通貨)アナリストであるMurad Mahmodov氏は「歴史的に、BTCの低いボラティリティ期間は長期の強気相場に先行している」と発言している。
こうしたことからも、今後のビットコイン価格には大きな期待が持てる。
しかし、仮に大きな価格上昇が起こらなかったとしても、低いボラティリティはビットコインにとってポジティブな要因であるという考えもあるようだ。
イギリスの暗号資産(仮想通貨)取引所CoinCorner CEOのDanny Scott氏は「(低ボラティリティによる)長期的な価値の安定は、人々の信頼度を向上させる点で利益になる」と発言。
2018年以降の価格下落が目立つビットコインだが、長期的な目線では悪くない状態なのかもしれない。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner