​リップル社提携企業であるMercury FXが、世界各国への国際決済ネットワーク構築のためにリップル製品xRapidを利用することを発表。

「国際送金技術を高める」というRippleの本質的価値を高める事業展開に要注目だ。

リップル社提携企業、xRapidを世界各国への決済送金に利用

国際通貨の為替交換業社であるMercury FXが今年の半ばまでに、xRapidを利用した決済窓口を新たに10ヶ国へ作り上げる計画を立てている。

Mercury FXは​、ロンドンで開催されたリップル社のイベント「Ripple Regionals 2019​」に参加した。

その際、Mercury FXのCEOであるAlastair Constance​氏は、イギリスから世界各国への送金を行う際にxRapidを使用する計画を立てていることを明らかにした。

これまではメキシコや中国への送金テストを行なっていたが、新たにカナダや中東、メキシコ、フィリピンへの決済ネットワークの構築を画策しているという。

Constance​氏​はxRapidやRippleについて「これまではアクセス出来なかった市場への参入が可能になることがもっともエキサイティングなことである」と発言。

リップルネットワークの潜在的な可能性を非常に高く評価していることが示唆される。

さらに、xRapidはブロックチェーン技術の利点が直接目に見える機会であるとConstance​氏​は​追記。

従来の国際送金と比べて瞬時に、xRapidは低額で取引が実現すると説明している。

Mercy FXは取引所以外でxRapidを利用する企業の代表例であり、昨年8月の採用以降は中国やメキシコなどでの国際決済のテストを精力的に行なっていた。

今年1月にはイギリスからメキシコへ、わずか数秒での50万円送金に成功したと発表するなど、xRapidを使った実績を積み重ねてきている。

今後xRapid、さらにはRippleの有用性を証明する第一線として、Mercury FX社の動きには要注目だ。