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TikTokに投稿された動画の著作権を巡る中国国内の裁判で、ブロックチェーンに保存された情報が証拠として利用された。
「ブロックチェーンに記載された情報の不可逆性」が今後社会で積極的に利用されていく可能性を反映している。
中国国内にて、TikTokに投稿された動画の著作権を巡る裁判で、北京インターネット裁判所はブロックチェーン上に保管された情報を重要な証拠として認めた。
ブロックチェーンに保存されたデータを変更することはできず、改ざんすることはできないため、原告が取得した証拠の信頼性は担保される。
裁判所はブロックチェーンに書き込まれた情報の改ざんが不可能だという事実を受け入れたことになる。
この一件は、ブロックチェーン上に格納されたデータを訴訟の法的証拠として受け入れた中国の法廷で最初の例だ。
この一件のみならず、ブロックチェーン上の情報を証拠として取り扱う動きは盛んになってきている。
過去には、米国のバーモント州がブロックチェーンに保存されたデータを法律の観点からの法的証拠とすることを可能にする法律を可決している。
このような形でブロックチェーン技術が実生活に影響を与えたことについて、今回証拠に利用された暗号資産(仮想通貨)プラットフォームFactom(ファクトム)の最高マーケティング責任者Jay Smith氏はこのようにツイートした。
Factomブロックチェーンで捉えた証拠がこのように役に立った。
ビデオプラットフォーム大手のTikTokは、世界8位のインターネット企業Baiduに対する著作権侵害の訴訟でFactomの捉えた証拠を利用したのだ。
このような事例が増加することによって今後、情報の確実性や信頼性を担保する手段としてブロックチェーンが更に普及していくことになるかもしれない。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner