暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の価格は、17日16時123.0ドル(13,383円)だ。前日同時刻122.4ドル(13,317円)と比較すると0.4%の下落となっている。
イーサリアムは昨日の早朝に価格を大きく落としたが、今日の相場では回復を見せている。
昨日価格を落とした原因としては、イーサリアムネットワークのアップデートである「コンスタンティノープル」が延期されたことと考えられる。
アップデートが中止ではなく延期であることや、18日に再度日程の発表があることから、相場にそれほど不安感が募らなかったため大きな下落は避けられた。
逆に不安材料であった「イーサリアムクラシックの51%攻撃」が、ホワイトハッカーによるものであったということが判明した。
判断材料となったのは、すべての取引所にETCが返金されたことが裏付けとなった。
この報告は中国のセキュリティー会社SlowMist(スローミスト)の発表によるもので、ホワイトハッカーはイーサリアムクラシックのセキュリティリスクを警告したかったのであろうとの見解だ。
このおかげもあり、イーサリアムの相場には徐々に不安感が取り除かれてきている。
ファンダメンタル的には不安感がなくなってきているものの、テクニカル的にはまだイーサリアムの相場は先行きが見えない。
ここまでイーサリアムの値動きは三角持ち合いのようなチャートを形成して、価格推移している。決着は今日から明日にかけてつきそうで、早ければ今夜にも相場が動きそうだ。この持ち合いを抜けた方に相場は動いていくだろう。
下落のシナリオとしてはまず緑のサポートライン・紫のサポートラインをともに割れれば価格が下落する可能性はとても高い。緑のサポートラインを下に割っても、紫ラインで反発する可能性があることに注意したい。
紫ラインを明確に割れば、水色ライン(115ドル付近)を目安に下落していくであろう。さらにそこさえも割れば、次は100ドルまで下落していく可能性がある。
上昇のシナリオとしてはまず緑のレジスタンスライン・オレンジのレジスタンスラインをともにブレイクすれば価格が上昇する可能性はとても高い。緑のレジスタンスをブレイクしても、オレンジラインで反発する可能性があることに注意したい。
オレンジラインを明確にブレイクすれば、青ライン(150ドルライン)を目安に上昇していくであろう。
いずれにせよ現在のイーサリアム相場は今後の相場感を決める大事な局面にある。
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著者: CoinPartner 編集部 yosuke_kida