こんにちは、コインパートナーです。6月30日週のビットコイン(BTC/USDT)相場分析と展望をお伝えしていきたいと思います。
ビットコインは6月23日の急落で一時98,000ドルまで下落したものの、先週は上昇トレンドライン上へ価格を戻すことに成功し、その後も小幅な値動きをしながら上昇を続けました。6月30日(月)の朝には並行チャネル上限である108,800ドル付近まで上昇しましたが、チャネル上限は売り圧力が強く一時的に価格が抑えられています。現在はチャネル内の推移が意識されているため、再度チャネル下限を目指し下落するか、それともチャネル上限を突破し上昇するか見るべきテクニカルについて解説していきます。
現在のビットコインはテクニカル的には先週の分析記事で上昇時ターゲット価格であった緑の並行チャネル上限の108,500ドルに到達し上値を抑えられている形です。チャネル内で再下落を目指す際に注目すべきは106,500ドルにあるサポートラインです。先週何度もサポートが機能した価格帯のため、106,500ドルを割らない限りはロングが優勢になると見ています。もしサポートを割れた場合には、チャネル中央線と重なる103,000ドル付近までの下落が視野に入ってきます。
一方、このまま上昇する場合にはチャネル上限を明確に突破する必要があります。109,000ドルを突破し定着できた場合にはATHを超える急騰に期待ができます。買われすぎ・売られすぎを判断するRSIは4時間足、日足ともにまだ上昇余地はあり4時間足のMAも短中期が上昇の形を作ってきているため押し目を作らずに上昇する可能性は十分にあると言えます。
以上の観点から今週のエントリーポイントを定めるとすると、上昇シナリオの場合は109,000ドルを上抜け定着後にチャネルラインへの戻しを付けたところからロングが理想です。一方、106,500ドルのサポートラインを割れてくるような場合は103,000-104,000付近のサポートゾーンまでの下落をターゲットとしてショートも有効です。ただし、対局的には上昇トレンドは継続しているためショートする場合にはSLをしっかり設定するようにしましょう。
今週の注目の注文ポイントについて解説します。
トレードに真剣な人ほど、「毎日エントリーしないと置いていかれる」と感じがちです。しかし実際には、毎日トレードすることが逆にパフォーマンスを下げる原因になることもあります。相場には「勝ちやすい日」と「勝ちにくい日」が存在し、それを見極める力が長期的な成績に直結します。
勝てる日は、トレンドが明確だったり、重要な指標発表後でボラティリティが高まっている日です。反対に、方向感のないレンジ相場や、FOMCやCPIなどの大型イベントの直前で様子見ムードが強い日は、無理に入っても“だまし”にあいやすく、損切りを繰り返して消耗する原因になります。
「チャートを見たからエントリーしなきゃ」という考えは、トレードを“作業”に変えてしまいがちです。ですが、相場で勝つために大切なのは、毎日ポジションを持つことではなく、“利益の出せる形が出たときだけ仕掛ける”という姿勢です。
また、体調が悪い日や、仕事・家庭で気が散っている日も、無理にトレードするべきではありません。冷静さを欠いた状態でのトレードは、ミスを呼びやすく、メンタルにも悪影響を与えます。
「今日はやらない」と決める判断力は、むしろ上級者の証です。
毎日トレードするよりも、「トレードすべき日だけ集中して入る」ほうが、結果として資金は増えやすくなります。相場に入らない勇気も、勝ち続けるための大切なスキルなのです。
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著者: CoinPartner 編集部 gohara