こんにちは、コインパートナーです。4月7日週のビットコイン(BTC/USDT)相場分析と展望をお伝えしていきたいと思います。
ビットコインは、トランプ関税の金融相場の急落に連れられて猛烈に売り込まれております。週末は82000ドル付近でレンジ相場となっておりましたが、月曜未明から急落。現在は77,000ドルのサポート価格帯で反発していますが、今夜のNY市場でさらなる下落が見込まれます。さらに、日足で長期MAを短期MAが下に突き破るデッドクロスが確定し、仮想通貨市場は長い調整期間に入りそうな様相を呈しています。一方、トランプ関税に対して一部の国では関税の撤廃を提案しており金融市場のさらなる混乱を避けるための緩和処置がとられる可能性もあります。その場合には急反発も想定されるため、市場の動向を注視してトレードしていきましょう。
今週もビットコインには厳しい相場が待ち受けていそうです。ロングしている人はポジションを軽くしておき急落に備えましょう。。先週のビットコインは下落チャネル上限を一時的に上抜けし88,000ドルに到達しましたが、抜け騙しとなり反落。下落チャネルに沿って続落、という結果となりました。現在は2月末と3月中旬に2度反発した77,000ドルの価格帯で小反発を見せています。しかしながら金融市場が大幅下落しているため、このサポートも割られる可能性が高いと見ています。77,000ドルを明確に下抜けする場合はチャネル下限と週足のMAが重なる70,000ドルまで下落するでしょう。70,000ドルは非常に意識される価格のため1度は反発することが予想されますが、もし70,000ドルを下抜けする場合は長期的な低迷相場に陥ります。
まずは77,000ドルを明確に割った場合はロングは控え、ショート中心でトレーディングをしていきましょう。その後70,000ドルの反発を確認後ロングの戦略を立てていきたいと思います。
今週の注目の注文ポイントについて解説します。
ビットコイン相場と株式市場には、近年一定の相関性が見られるようになっており、特に米国株(S&P500やナスダック)との関係が注目されています。その背景には、ビットコインが「リスク資産」として機関投資家にも広く認知され、株式市場と同様のリスク環境の影響を受けやすくなったことがあります。特に、2025年1月時点で両者の30日間相関係数が約0.70に達し、これは過去2年間で最も高い水準です。。
相関係数は-1から+1の範囲で示され、+1に近いほど強い正の相関を意味します。一般的に、0.7以上は「強い正の相関」と解釈され、ビットコインとナスダックが同じ方向に動く傾向が強いことを示します。この高い相関の背景には、機関投資家の参入増加や、ビットコインがリスク資産として認識されるようになったことが挙げられます。特に、テクノロジー株が多く含まれるナスダック100指数との連動性が高まっています。
しかし、この相関関係は一貫しているわけではなく、市場環境や経済イベントによって変動します。例えば、2020年初頭のCOVID-19パンデミック時には、ビットコインと株式市場の相関が一時的に低下しました。投資家にとって、ビットコインとナスダックの相関性を理解することは、リスク管理やポートフォリオの多様化戦略を考える上で重要です。ただし、相関関係は時期によって変動するため、常に最新のデータを参照し、慎重に判断しましょう。
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著者: CoinPartner 編集部 gohara