米国の証券取引所ナスダックが、スポットビットコインETFに基づくオプション取引の提供について、米国証券取引委員会(SEC)に申請を行った。

この動きは、投資家の仮想通貨資産へのエクスポージャーを拡大することを目的としている。

ナスダックの提案内容

ナスダックは火曜日にSECに提出した申請で、ナスダック・ビットコイン・インデックス・オプション(XBTX)を通じて、投資家がビットコイン投資のポジション管理とヘッジを行える能力を提供すると述べている。

このオプション取引の基礎となるインデックスはCF Benchmarksが管理する。

ナスダックの副社長であり取引所ビジネス管理責任者のグレッグ・フェラーリ氏は、「この協力は革新的な仮想通貨の世界と伝統的な証券市場の堅牢性と信頼性をさらに組み合わせるものであり、デジタル資産市場の成熟度を拡大する重要なマイルストーンとなる」と述べている。

オプション取引の意義

オプションは、特定の資産を将来の固定日に予め決められた価格で取引できる契約だ。

投資家はオプションを利用して投資リスクをヘッジする。

規制当局の対応

SECは1月にスポットビットコインETFを承認して以来、ブラックロックなど機関投資家からのオプション取引開始の要請に対して判断を先送りしている。

しかし、一部の米国議員は連邦規制当局に承認を求める圧力をかけている。

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