ステーブルコイン発行企業テザー(USDT)が、アラブ首長国連邦(UAE)の通貨ディルハム(AED)にペッグした新たなデジタル資産の発行計画を発表した。
この動きは、中東地域での仮想通貨の普及と国際取引の効率化を目指すものだ。
テザーは、UAEの中央銀行や一流のテクノロジー企業と密接に協力し、ディルハムにペッグしたデジタル資産を自社の製品ラインナップに追加する予定だ。
このステーブルコインは、ブロックチェーン技術の透明性と効率性を活用しながら、AEDの利点にアクセスする手段を提供する。
テザーによると、このデジタル資産は国際貿易や送金を効率化し、取引手数料を削減し、通貨変動に対するヘッジを提供する。
これにより、UAEおよびその周辺地域の金融エコシステムにおいて重要な役割を果たすことが期待されている。
テザーのCEOパウロ・アルドイーノ氏は、「テザーのディルハムペッグステーブルコインは、国境を越えた決済、取引、あるいは単にデジタル資産の多様化を目的として、UAE ディルハムで取引するための安全で効率的な手段を求めるビジネスや個人にとって不可欠なツールとなるだろう」と述べている。
テザーは最近、層1スマートコントラクトプラットフォームAptosでのUSDTの発行を発表した。
また、オンチェーンデータによると、過去1年間にTronとEthereumのブロックチェーン上で330億ドル(約4兆8,180億円)相当のUSDTを発行したことが明らかになっている。
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著者: CoinPartner 編集部 News_writer