イーサリアム（ETH）が8月に激しい価格変動を経験し、取引所からの大量の資金流出が観測された。

取引所残高の記録的な低下

8月20日時点で、イーサリアムの取引所残高が過去最低を記録し、初めて10%を下回った。

現在、取引所が保有するETHは約1,878万ETH（約500億ドル、約7兆3,000億円）で、前年同日の2,137万ETHから減少している。

アナリストの見解

オンチェーン財団の主任研究者レオン・ワイドマン氏は、「ETHの需要が再び高まれば、価格が急上昇する可能性が高い」と述べている。

CryptoQuantのブラク・ケスメチ氏は、Taker Buy Sell Ratioがプラスに転じ、買い活動の再燃を示していると指摘。

また、ETH先物のオープンインタレスト（OI）が2024年6月に130億ドル（約1兆8,980億円）の過去最高を記録した後、70億ドル（約1兆220億円）まで減少したことを挙げ、現在のデータは買い手の力が徐々に回復していることを示唆していると述べている。

アナリストのScient氏は、2,900ドル（約423,400円）から3,000ドル（約438,000円）の間に重要なサポートとレジスタンスゾーンがあると指摘。

3,000ドルを突破すれば、3,300ドル（約481,800円）から3,400ドル（約496,400円）へ向かう可能性があるとしている。

一方、Cryptobullet氏は、イーサリアムが現在のレベルで一旦consolidateした後、次の市場サイクルで10,000ドル（約146万円）に向けて大きなラリーを開始する可能性があると、楽観的な見方を示している。

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