米国の投資信託会社デファイアンスETFsが、人気のマイクロストラテジー株のリターンを最大化する新たな上場投資信託(ETF)を発表した。

このETFは、より高いリターンの可能性を提供する一方で、リスクも大きくなる特徴を持っている。

新ETF「MSTX」の特徴

マイアミを拠点とするデファイアンスETFsが発表した新ETF「MSTX」は、マイクロストラテジー株へのレバレッジポジションを投資家に提供する。

このETFは、債務を保有することで投資ポジションを増幅し、通常のETFよりも大きなリターンの可能性を持つ。

高いリターンとリスク

デファイアンスETFsのCEOであるシルビア・ヤブロンスキー氏は、「マイクロストラテジーの株価はビットコインと比較して本質的に高いベータを持っているため、MSTXは投資家にETFの形式でビットコイン市場へのレバレッジエクスポージャーを最大化する独自の機会を提供する」と述べている。

同社によると、このファンドはマイクロストラテジー株に対して175%のエクスポージャーを目指している。

投資家への警告

デファイアンスETFsは、このファンドが「積極的にポートフォリオを監視・管理する意図のない投資家には適していない」と警告している。

「このファンドは日次のレバレッジ投資目標を追求するため、レバレッジを使用しない代替手段よりもリスクが高い」と付け加えている。

マイクロストラテジーとビットコイン

マイクロストラテジーは、ビットコインを保有する最大の公開企業だ。

同社は現在、226,500ビットコイン(現在の価格で約128億ドル(約1兆8,816億円))を保有している。

マイクロストラテジーの株価は、ビットコインの価格上昇とともに急騰し、投資家がビットコインを直接購入せずにエクスポージャーを得る手段となっている。

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