ベネズエラの国営インターネットサービスプロバイダー(ISP)CANTVが、世界最大の仮想通貨取引所の一つであるバイナンスへのトラフィックをブロックし始めたと報じられている。

この措置により、多くのベネズエラ国民が貯蓄やP2P市場へのアクセスを失う事態となっている。

国営ISPによるバイナンスのブロック

ベネズエラ政府の検閲行為が仮想通貨セクターにまで及んでいる。

現地メディアによると、国営ISPのCANTVがバイナンスへのアクセスをブロックした。

この措置は、Mercado Libre、Signal、Reddit、Xなど他のサービスに対しても同様に実施されている一連のブロックの一環として行われた。

バイナンスの対応

バイナンスはこの状況を認識し、ベネズエラの顧客に送信したメールで「ベネズエラの様々なセグメントの企業のウェブサイトと同様に、バイナンスのページもアクセス制限に直面している」と述べている。

バイナンスは「資金は当社の堅牢なセキュリティプロトコルの下で安全(SAFU)である」と顧客に保証している。

P2P市場への影響

この措置により、CANTVの全加入者がP2P市場にアクセスできなくなる可能性がある。

バイナンスはベネズエラで最も人気のある仮想通貨ベースのP2P取引所と言われており、その影響は大きいと考えられる。

ベネズエラ政府からこの行動を認める公式発表や、この状況がいつ解決されるかについての言及はまだない。

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