民主党の大統領候補であるカマラ・ハリス氏が、選挙チームに元バイナンス顧問を加えることが報じられた。

元バイナンス顧問の加入

Politicoによると、ハリス氏の選挙キャンペーンは、かつてバラク・オバマ元大統領の政治顧問を務め、バイナンスのグローバル諮問委員会にも参加していたデビッド・プルーフ氏を雇用したとのことである。

事情に詳しい匿名の情報筋は、「いくつかの新しい役割/任務があり、その中で[プルーフ氏]が最も重要だ」と述べている。しかし、選挙キャンペーンの関係者は、プルーフ氏が特定の役割で参加していることを強調し、「彼は全体の選挙キャンペーンを上級アドバイザーとして指導しているわけではない」と述べている。

仮想通貨業界との関係修復の試み

ハリス氏は先月、ジョー・バイデン大統領が突如大統領選から撤退した後、民主党の候補者となった。

最近、彼女は仮想通貨取引所コインベース、決済プラットフォームリップル、ステーブルコイン発行会社サークルなどの仮想通貨関連企業に対して、党と仮想通貨業界との関係を修復するための接触を行った。

この時点で、ハリス氏のメッセージは、民主党が「プロビジネスで、責任あるビジネスを目指す」というものであった。

ウィンクルボス兄弟の反応

仮想通貨取引所ジェミニの共同創設者であるタイラー・ウィンクルボス氏とキャメロン・ウィンクルボス氏は、ハリス氏のこの動きを批判している。

キャメロン氏はハリス氏の行動をブラフと見なし、タイラー氏は「民主党は仮想通貨業界に対して4年間の恐怖を与えた」と述べている。

副大統領候補としてのゲイリー・ピーターズ氏

先週、反仮想通貨姿勢のミシガン州上院議員ゲイリー・ピーターズ氏が、ハリス氏の副大統領候補として考慮されていると報じられた。

ピーターズ氏は、仮想通貨業界に伝統的な金融と同じマネーロンダリング規制を適用することを目指すエリザベス・ウォーレン上院議員の法案を共同提案しており、仮想通貨擁護団体「Stand With Crypto」から「F」の評価を受けている。

ハリス氏の選挙チームは、プルーフ氏の加入により、仮想通貨業界との関係改善に向けた具体的なステップを踏み出している。

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