ソラナのミームコイン「Billy」(BILLY)は、時価総額が1億ドル(約161億円)を突破し、「Pump.fun」プラットフォームでのミームコインの中で2番目に大きなトークンとなった。

コミュニティ主導のプロジェクト

Billyは6月初旬に「Pump.fun」で誕生した。

ローンチ直後、開発者はすべてのトークンを売却し、プロジェクトはコミュニティに引き継がれた。

現在、プロジェクトのソーシャルメディアアカウントやTelegramなどは、元の開発者が姿を消した後にコミュニティメンバーによって運営されている。

「SolScan」によると、開発者はローンチから20分以内にすべてのトークンを売却した。

その大部分は1回の取引で1,116ドル(約18万円)で売却された。

この同じ量のBillyは、現在の価格で約600万ドル(約96億円)に相当する。

オンチェーンデータによると、開発者のウォレットには現在Billyは保有されていない。

市場での急上昇

Billyは週末に時価総額が約7200万ドル(約115億円)に達し、週の初めには6000万ドル(約96億円)にまで落ち込んだ。

しかし、月曜日と火曜日にかけてミームコインは97%の上昇を見せ、時価総額が1億1700万ドル(約188億円)に達した。

この急上昇の原因は明確ではないが、BillyのTwitterアカウントは定期的にミームを投稿しており、匿名のコンテンツクリエイター「Jonzzy」のBillyのミームがソーシャルメディアプラットフォームで大きな注目を集めたことが一因と考えられる。

攻撃とコミュニティの反応

過去数日間、BillyのDEX Screenerページは攻撃者によってバナー写真が別のミームコインの犬に変更されるという改竄を受けた。

しかし、コミュニティは迅速に対応し、ページを取り戻し、Billyを再び前面に押し出した。

この種の攻撃はDEX Screenerの既知の脆弱性であり、悪意のあるアクターがプロジェクトのコミュニティテイクオーバー(CTO)を行うことができる。

今後の展望

Billyの成功はコミュニティの力を示すものであり、開発者がプロジェクトを放棄しても、コミュニティが主導してプロジェクトを成長させることができるという一例である。

今後、ソラナのミームコイン市場におけるBillyの成長がどのように進展するかが注目される。

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