結論:今後のロングエントリーを検討する場合は、4時間足の抵抗エリア64,000ドル付近を超えられるかがカギ
本日のBTC相場では、60,730ドルからの反発上昇後に、下向き200MAを上振れしたことで、さらに買いの勢いが後押しされる展開となった。
ただし、現在値の動きを見てわかるように、60,300ドル~60,400ドル付近で価格がヨコヨコしていることから、現在は「4時間足の買い勢力vs1時間足の買い勢力でぶつかり合っている」展開が予測できる。
現在の1時間足を見てみると、200MAを上振れし、それに続いて20MAと80MAが上昇方向に転じようとしている。ただ、この後も説明するように、下落シナリオとしては先週も伝えたように下落の抵抗ポイントがいくつかあるため、その値付近で均衡しているということだ。
そのため、今回の上昇で「今後はロングが優勢になるのではないか?」と考えるトレーダーもいると思うが、コインパートナーとしては「まだショートの方が優先的であり、1時間足が財布度下落に転じる可能性はある」と見ている。
エントリー:現在値が64,000ドルを大きく上振れし、押し目を形成したとき(65,000ドル付近)
利確:上昇ダウが崩れた時
損切り:エントリー時の直近安値を実体で超えたとき
結論:現在値が200MAを上振れしたため、本日中のショートエントリは検討できない状況
本日のBTC相場では、買いが加速していく展開が見れたものの63,000ドル~64,000ドルで上昇が止まったことから、この値付近で均衡する展開が続く可能性が高いと予測する。
この大きな要因として考えられるのは「4時間足の抵抗ラインと下向きMAによる圧力」がある。
4時間チャートを見てみると、63,160ドルでこれまで何度も上ヒゲを残して反発された抵抗ラインがあり、そのすぐ上には下向き4時間足MAによる更なる売りの圧力がある。
現在のチャートでは、この付近でヨコヨコの展開が見えることからロングで保有していた多くの投資家がこのポイントで決済注文を下ということになる=抵抗の力が強い。
そのため、コインパートナーとしてはこの値付近で再度下落トレンドが形成され、ショートのエントリーポイントを形成していく可能性は十分にあると見ている。しかし、本日に掛けてエントリーは検討できない。
エントリー:200MAを下振れし、それに中・短期足が続いて戻り売りを形成した時(60,700ドル付近)
利確:59,660ドルで反発されたとき
損切り::エントリー時の直近高値を実体で超えたとき
今週は7月1日と3日にかけて米国のISM発表を控えているため、ビットコイン市場では発表前には様子見の姿勢が意識されるだろう。
ここまでの内容から、今後のトレンドを決めていくには64,000ドルを超えられるかがカギと説明した。しかし、最近のBTC市場は重要経済指標の発表値に敏感に変動することが多いため。結果次第では64,000ドルを大きく上振れする可能性もある。
そのため、今週にかけて重要経済指標の発表により、トレンドがより明確になってくれば、後半にはエントリーチャンスが出てくるだろう。
取引高 | +89.37% | $40.80B |
未決済建玉(OI) | +2.08% | $32.75B |
オプションの出来高 | -39.73% | $625.97M |
オプションの未決済建玉 | +2.18% | $10.24B |
24時間の間に清算されたロング | $5.36M | |
24時間の間に清算されたショート | $31.80M |
参照:https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC
参照:https://www.coinglass.com/tv/Binance_BTCUSDT
24時間ロングボリューム | +103.73% | $18.82B |
24時間ショートボリューム | +98.14% | $18.27B |
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 Kawakami