またしても一つの上場企業がビットコインを「主要財務準備資産」として採用し、小型株企業が成長を目指す傾向が強まっている。
NASDAQに上場している医療機器メーカーのSemler Scientific(ティッカーシンボル:SMLR)は、火曜日に4,000万ドル(約62億8,000万円)で581BTCを購入したと発表した。
この金額には手数料や費用も含まれている。
「ビットコインの財務戦略と購入は、ビットコインが価値の保存手段として信頼できるものであり、魅力的な投資であるという我々の信念を強調している」と、会長のエリック・セムラー氏は声明で述べている。
「ビットコインがデジタルゴールドとしての受け入れが進む中で、大きなリターンを生む可能性があると信じている。」
発表直後、SMLRの株価は33%上昇し、1株31.08ドル(約4,875円)となり、2月の年間高値51ドル(約8,007円)以来続いていた損失からの強い回復を見せた。
Yahoo Financeによれば、同社の時価総額は現在2億1,600万ドル(約339億1,200万円)である。
ビットコインを財務資産として採用する企業が増えている。
MicroStrategy(MSTR)は2020年に初めてビットコインを購入したと発表して以来、同社の株価は1,000%以上も上昇している。MicroStrategyは現在、145億ドル(約2兆2,815億円)相当のBTCを保有しており、世界最大の企業ビットコインホルダーである。
また、日本の不動産会社からビットコイン企業に転換したMetaplanetは、ビットコイン戦略を発表してからわずか2ヶ月で価値が3倍に近づいている。
火曜日、Metaplanetは2億5,000万円相当のBTCを追加購入することを発表した。
ただし、すべての発表が真実であるわけではない。
3月下旬に、Nilam Resources(NILA)という不明瞭な持株会社が17億2,000万ドル(約2,700億円)のビットコイン購入を約束した後、株価が1,000%上昇したが、その後投資家に対するコミュニケーションが途絶え、翌日には株価がゼロに急落した。
Semlerはビットコインを「希少で有限な」資産と称賛し、金よりも優れた安全資産および価値の保存手段として評価している。
また、1月に非常に成功を収めたスポットETFの導入を通じてビットコインの「制度化」を目の当たりにした後、同社は医療製品事業からの余剰現金を投資する最も生産的な場所としてBTCを選んだ。
「ビットコインは市場状況およびSemler Scientificの予想される現金需要に応じて、継続的にSemler Scientificの主要財務保有資産として機能する」と同社は記している。
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著者: CoinPartner 編集部 東通貨