本日の相場は、ブルームバーグアナリストによる”イーサリアム現物ETF承認の可能性”が出たことから、中期的な上昇を予測したロングエントリーが集まる展開となった。
テクニカルで見てみると、このロング展開によって、これまでの上位足重要ライン67,230ドルを大きく超え、その後も4時間足転換ライン68,630ドルを超えたことから、この4時間転換ラインでの押し目買いを形成していく上昇トレンドが確認できた。
今後のロングでのエントリーを検討する場合は、日足抵抗ライン71,240ドルを実体で超えた後の押し目形成がカギとなるだろう。過去の値動きを見てみてもこのラインは反発力が強く、実際に現在のロング勢の決済ポイントにもなっているからだ。
しかし、引き続き仮想通貨市場に対する好感は継続しているため、ロングでのエントリーは引き続き狙える機会が出てくる可能性は高いだろう。
エントリー:71,240ドルを実体で超えた後に、押し目を形成したとき71,300ドル付近
利確:日足最終抵抗72,700ドルで反発されたとき
損切り:エントリー時の直近安値を実体で超えたとき
本日は朝方に掛けて、イーサリアム現物ETF承認の可能性をプラスにとらえた買いが集中する展開となり、デリバティブデータからもわかるようにショートでのエントリーが非常に少ない状況となった。
先週からも伝えているように、現在のテクニカルでは上位足が全体的にロングを指しているため、MAなどの動きでショートエントリーを検討できるチャンスは少ないが、1つだけショートでのエントリーを検討できる要因がある。
それは「200MAとの価格調整を意識した下落トレンド」が狙えるからだ。これまで伝えているように上位足の現在値が200MAから離れすぎると、価格調整を意識した下落の動きが確認できるのは、金融市場では発生するのが当たり前のことである。
現在の状況では4時間足重要ライン付近でのマチマチの展開が確認できるので、高値切り下げ→安値突破のタイミングで小lotでのエントリーは検討できる。しかし、これまでの動きからわかるように、現在は仮想通貨市場にプラスの状況が続いているので、投資家は十分なリスク管理が重要となる。
エントリー:短期足で下落エントリーのダウ形成に、安値を突破したとき(70,820ドル付近)
利確:69,450ドルで反発されたとき
損切り::エントリー時の直近高値を実体で超えたとき
本日の相場では、Bloomberg上級アナリストのエリック・バルチュナス氏が「イーサリアム現物ETFの承認確率を75%に引き上げた」と発言したことにより、ビットコインの次となる新たなETFが誕生する可能性が高いことを好感にとらえ、買いが集まる展開となった。
今回の大きな上昇トレンドによって、これまでの上位足重要ラインを大きく超える展開となり、日足最終抵抗ライン72,700ドルにも近づいていることから、多くの投資家がロングでのエントリーを検討していくことが予測できる。
現在の仮想通貨市場は上昇トレンドに対して敏感に進む展開となっているので、今後の重要経済指標発表もそうだが、投資家はこれらのニュースによる大きい価格変動に注目する必要がある。
また、このような展開ではきちんとした押し目を形成しない限りは、小lotでの参入を検討することがリスク調整の大きなカギとなるだろう。
取引高 | +99.43% | $94.58B |
未決済建玉(OI) | +7.14% | $35.56B |
オプションの出来高 | -39.73% | $625.97M |
オプションの未決済建玉 | +2.18% | $10.24B |
24時間の間に清算されたロング | $11.18M | |
24時間の間に清算されたショート | $85.32M |
参照:https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC
参照:https://www.coinglass.com/tv/Binance_BTCUSDT
24時間ロングボリューム | +134.82% | $47.67B |
24時間ショートボリューム | +113.76% | $44.65B |
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 Kawakami