ブラックロックのビットコイン現物ETFであるIshares Bitcoin Trust(IBIT)が、多くの機関投資家からの賛同を得ている。
米証券取引委員会(SEC)に提出された報告書(フォーム13F)によると、414の機関投資家が保有しているようだ。

驚異的なスピードで保有者を獲得

ブラックロックのビットコイン現物ETF(IBIT)が誕生からわずか3ヶ月で414の機関投資家を獲得したことがSECへの報告書で明らかになった。
この成果は、新規のETFとしては極めて異例であり、ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は「驚異的」と評価している。
同氏は通常、新たに設定されたETFが20人の機関投資家を引き付けることすら珍しいと述べ、IBITの成功は「記録破り」と賞賛した。
また、他のビットコイン現物ETFは、これほど多くの機関投資家を集めておらず、IBITの突出ぶりが際立っている。

SECは、1億ドル(約155.7億円)以上の資産を管理する機関投資家に対し、保有証券を開示するフォーム13Fの提出を求めている。
2024年第1四半期の報告によると、IBITの最大の機関投資家はヘッジファンドのミレニアム・マネジメントLLCで、3月31日時点で約8.4億ドル(1,314億円)相当の20,859,447株を保有している。
他にも、ショーンフェルド・ストラテジック・アドバイザーズやアリステイア・キャピタルが多額の保有をしている。

他のビットコイン現物ETFと比較すると、フィデリティのFBTCには235の機関投資家、ビットワイズのBITBに98アークのARKBでは75の機関投資家がいる。
また、グレイスケールのGBTCでは619となっているが、これはETFに転換する前の投資信託のときから多くの機関投資家が保有していることが主な要因となっている。

IBITの飛躍は、ビットコインおよび仮想通貨への機関投資家の関心が高まっていることを示しており、今後の市場動向に注目したい。

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この記事はBitcoin.comの「Blackrock Bitcoin ETF Attracts 414 Institutional Holders — Analyst Says IBIT 'Blows Away Record'」を参考にして作られています。