大手会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(EY)は、契約管理を自動化し、コンプライアンスに反する取引やエラーを防止するためのイーサリアム(ETH)ベースのソリューションを発表した。

会計大手EY、イーサリアム上でビジネス契約を締結する契約マネージャーを展開

声明の中で同社は、EY OpsChain Contract Manager (OCM) はイーサリアムのパブリック・ブロックチェーン上で動作し、複雑な複数当事者のビジネス契約の締結を促進すると述べている。

このコントラクト・マネージャーは、数量購入契約、標準化されたレートカード、数量割引、リベート、市場データフィードに依存する価格モデルなど、ほとんどのビジネス契約タイプをサポートする。

「EY OCMは、社内外の業務やテクノロジーにまたがるビジネス契約を管理するという企業の課題を解決するのに大いに役立つ。EY OCMはビジネスパートナー間でデータを同期し、標準価格、ボリュームディスカウント、リベート、ストライクプライスなどの主要なビジネス用語を統一的に適用する。」

アーンスト・アンド・ヤングによると、EY OCMはゼロ知識証明(ZKP)を使用して、契約条件や取引詳細などの重要な情報の機密性を確保している。

ZKPは、基礎となる情報を開示することなく取引の有効性を検証するプロトコルである。

EYグローバルブロックチェーンリーダーのポール・ブロディ氏は次のように語っている。

「私たちは過去のクライアントワークから、契約の自動化によって正確性を向上させながら、サイクルタイムを90%以上、契約管理コスト全体を40%近く削減できることを確認している。当社の ゼロ知識プライバシー技術により、この機能を産業化し、わずかな初期費用でこれらの利点を得ることができるようになった。」

同社は先週ロンドンで開催された2024 EYグローバルブロックチェーンサミットにおいて、契約マネージャーを発表した。

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