英国規制当局、7月までにより明確な仮想通貨・ステーブルコインに係る規制を提案へ

英国財務省のビム・アフォラミ経済長官が、政府の優先事項は決済環境を改善し、デジタル資産とブロックチェーンに対する規制を明確にすることであるとの方針を述べた。

より具体的に、英国財務省は、デジタル資産とブロックチェーン技術における地域イノベーションを促進することを目的として、仮想通貨及びステーブルコインに関する規制枠組みを7月までに提示する予定であるという。

同氏は、英国が法定通貨決済のイノベーションに注力していることと並行して、世界的な競争力を維持するための仮想通貨規制の重要性を強調した。

「真の変化と言えば、フィンテックの世界リーダーとしての当社の地位の基礎は、仮想通貨とステーブルコインに対する規制体制の実現であるということを認識しています。」

「英国財務省は仮想通貨とステーブルコインに関する規制について最終提案に取り組んでおり…、7月までに提出する予定です。(中略) ひとたび運用が開始されると、取引所での運用や顧客資産の保管などを含む、あらゆる仮想通貨活動が初めて規制当局の枠内に入ることになります。」

さらに、同氏は、会議中にオープンファイナンスタスクフォースの設立も発表した。

「タスクフォースは、オープンファイナンスのためのCFITの中小企業融資ユースケースを推進するために必要な商業的インセンティブのデータセットを正確に特定し、明確な推奨事項を作成する予定です。」

なお、4月26日より、英国当局は取引所やカストディアンウォレットプロバイダーから直接仮想通貨を回収できるようになる。

この法律は、2023年経済犯罪及び企業透明性法に修正が加えられた後に発効する。これにより、大規模な法的手続きを必要とせずに、違法行為に関連していると疑われる仮想通貨を没収・押収する国家犯罪庁の権限が拡大されることとなる。

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この記事は「UK to propose clearer crypto regulations by July」を参考にしています。