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ビットコイン半減期前のため、新規参入は少ない模様

12日発表の米生産者物価指数は予想を下回り、リスク資産を少し押す要因となったものの、投資家たちはFRBによる利下げ時期は、引き続き遅くなることを予想している。

本日の相場は69,950~71,340ドルを推移しており、テクニカル分析ではロングの勢いが強くなると予想できる。しかし、来週のビットコイン半減期や米小売売上高などのイベントを控えた慎重姿勢は来週にかけても継続すると予測できるため、日足抵抗ライン71,340ドルを大きく変える可能性は低いと考えらる。

ビットコインデータ分析

デリバティブ基本データ

取引高 -21.35% $68.00B
未決済建玉(OI) +1.03% $37.77B
オプションの出来高 -39.73% $625.97M
オプションの未決済建玉 +2.18% $10.24B
24時間の間に清算されたロング $18.29M
24時間の間に清算されたショート $12.35M

参照:https://www.coinglass.com/ja/currencies/BTC

ファンディングレート(FR)・未決済建玉(OI)分析

米生産者物価指数が予想を下回ったものの、投資家たちのインフレ懸念は継続しており、ビットコイン半減期前の新規参入が減少していることが、実際に取引高が先日と比較して$20Bほど低いことや、24時間の取引ボリュームの数値がロング・ショートともに低いことから確認できる。

参照:https://www.coinglass.com/tv/Binance_BTCUSDT

ロングショート比率

24時間ロングボリューム -21.38% $34.85B
24時間ショートボリューム -20.22% $30.99B

参照:https://www.coinglass.com/ja/LongShortRatio

ビットコインテクニカル分析

BTC/USDT日足チャート

BTC/USDT4時間足チャート

BTC/USDT1時間足チャート

上昇シナリオ

1時間足を見てみると、200EMAが過去にロング転換ポイントとして機能していた69,260ドルよりも上に位置しており上向きであるため、ロング相場に高い期待を寄せることができる。そのため、200EMA(70,200付近)にタッチ後、80EMA(赤ライン)が上向きに戻ったタイミングでの押し目買いが狙えそうだ。

前半でお伝えしたように、押し目買い直後に日足抵抗ライン71,340があるため、この強い抵抗ラインを超えられるかがカギとなる。

しかし、リスクリワードが小さいことや来週のイベントに対する投資家たちの慎重姿勢も予想できるため、小資本での取引といったリスク管理が必要となる

エントリー:200EMAをタッチした後に、80EMAの上向き修正から押し目買いを形成したとき(70,200付近)
利確:日足抵抗ライン71,340ドル
損切り:直近安値69,590ドル

下落シナリオ

本日の相場を見てわかるように、日足抵抗ライン71,340ドルで上昇トレンドが反発しているため、このライン付近での抵抗勢力の強さがわかる。

下落シナリオも上昇シナリオと同様に、来週でのイベントが控えていることや、戻り売りを検討する超然に先日お伝えした4時間足の68,330ドルの強いサポート勢力が待っているため、エントリーを検討する際は、相場に注目する必要がある。

エントリー:71,340ドルで反発された後に、下向きの80EMAライン(赤ライン)の戻り売り
利確:4時間サポート68,330を反発したとき(下抜けはホールド)
損切り:71,340ドルを実体で突破したとき

相場一言アドバイス

先日の米生産者物価指数が予想を下回ったが、FRBの利下げ時期が遅くなることは継続的に予想されており、それに加え来週は、いよいよビットコイン半減期があるため、スキャルピングトレーダー以外の新規参入に期待はできなさそうだ。

多くの専門家によると、ビットコイン半減期直前・直後は大きな変動が発生すると予測されているため、エントリーを検討する際は、リスク回避を行うためにも、小さい値幅でのトレードを意識したほうがいいでしょう。

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