アブダビグローバルマーケット(ADGM)は、分散型台帳技術(DLT)の開発を進めるため、ソラナ財団と覚書を交わした。

パートナーは具体的な施策は発表しなかったが、ADGMのDLT基礎規則の中で開発の機会を探ることになる。

アブダビグローバルマーケットが仮想通貨ソラナと提携、分散型台帳技術拡大へ

ADGMが発表した声明によると、ADGMとソラナは、国際金融センターの既存プロジェクトの拡大を目指す。

ADGM登録局のハマド・アル・マズルーエイ最高経営責任者(CEO)は次のように述べた。

「テクノロジーの未来を開拓するためにソラナと提携し、強固で持続可能な発展を確保するための規制とコンプライアンスの価値を強調することで、ブロックチェーンの分野における知識レベルをさらに高めることができることをうれしく思う。」

DLT基盤規制は11月に導入された。

ADGMは当時、ブロックチェーン財団、Web3事業体、分散型自律組織のための世界初の「目的別」規制枠組みであると主張した。

ADGMは国際的な金融センターとして英国法を遵守し、独自の裁判制度を持っている。

2015年に設立され、2018年に仮想通貨規制を導入し、急速に拡大している。

昨年初めには、地元のヴェノム財団とADGMの投資運用会社アイスバーグ・キャピタルが10億ドルのヴェノム・ベンチャーズ・ファンドを設立した。

さらに、ADGMはBinance、仮想通貨企業RainとM2、野村銀行の子会社Laser Digital、安定コイン発行会社でデジタル資産サービス・プロバイダーのPaxos、ブロックチェーン開発会社のIotaを様々な形でライセンス供与している。

ソラナ財団のリリー・リュー最高経営責任者は次のように語っている。

「我々は、フィンテック、ゲーム、DePIN、クリエイターエコノミーにおいて、ユニークなアプリケーションを構築するイノベーターにとって魅力的な環境を求めている。ADGMとのパートナーシップにより、アブダビ、UAE、そして中東地域により広く才能ある人材を惹きつけることができると期待している。」

ソラナはここ数カ月で一般の関心が急上昇し、開発者の数も急増している。

ソラナブロックチェーン上の送金量は、12月の2970億ドル(約43兆9600億円)から増加し、1月には3000億ドル(約44兆4000億円)を超えた。

その一方で、2月6日には約1年ぶりに大規模な障害が発生した。

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