Messariのレポートによると、第3四半期にレイヤー1チェーンが生み出した4億9150万ドル(約730億円)のうち、イーサリアムネットワークの収益が90%以上を占めたという。
イーサリアムネットワークの第3四半期(Q3)の収益は前四半期比(QoQ)で47.3%減少したものの、レイヤー1(L1)プロトコルが生み出す総収益の91%近くを占めていることが、最新のMessari調査のデータから明らかになった。
このデータはまた、イーサリアムネットワークよりも収益の落ち込みが激しかったL1として、アバランチ(58.1%)とポリゴン(55.6%)のネットワークを示している。
Messariのレポートによると、調査対象となった17のL1が生み出した総収益は46.7%減少した。
同期間中、すべてのL1の時価総額も9.8%減少し、2726億ドル(約40兆7820億円)で四半期を終えた。
この期間におけるイーサリアムネットワークの優位性はほとんど変わらなかったと報告書は付け加えている。
しかし、データが示すように、AptosとNEARのネットワークは、他のL1よりも四半期に良い結果を残した。
例えば、Aptosネットワークの収益は、前四半期の160%増であった。
この収益の急増は、プロトコルが7月初旬にソーシャルメディア・プラットフォーム「Chingari」を統合したことに起因する。
一方、人工知能(AI)ベースのロックスクリーンプラットフォームKaikainowの立ち上げは、NEARネットワークの「56%という2番目に高い収益成長率」を促進したと言われている。
1日平均取引件数(ADT)では、ソラナが2470万件で最多、次いでWAXが1700万件だった。
BNBチェーンは350万ADTで3位、ポリゴンは230万ADTで4位となった。
収益の大部分を占めているにもかかわらず、イーサリアムネットワークのトランザクション処理能力は1日当たり100万件で、5位にとどまった。
データが示すように、SKALEは期間中のトランザクション数で最大(241%)の伸びを示し、NEARは1日のアクティブアドレス数で最大の346%の伸びを示した。
分散型金融においてロックされた総価値(TVL)に関しては、データによると16.4%減の319億ドル(約4兆7720億円)であった。
このうちイーサリアム・ネットワークが82.4%を占めた。
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著者: CoinPartner 編集部 News_writer