大手ブロックチェーン分析会社によると、トレーダーはイーサリアム（ETH）を中央集中型の仮想通貨取引所から一斉に持ち出している。

3週間で10億ドルのイーサリアムが中央集権型取引所から流出

IntoTheBlockは新しいレポートの中で、イーサリアムの取引所ネットフローに注目していると述べている。

このネットフローは、コインの入金額から出金額を差し引くことで、中央集権型取引所に出入りするETHを追跡するものである。

この情報会社によると、イーサリアムは先週3億2000万ドル（約480億円）の流出を記録しており、わずか3週間で流出総額は10億ドル（約1500億円）に達した。

ビットコイン（BTC）に目を向けると、IntoTheBlockは、新たな資本がBTCに流入しているように見えるため、オンチェーンで強気のシグナルを点滅させていると述べている。

「新規参入者がビットコインを購入する兆候が高まっている。新規採用率インジケータで追跡すると、新しく作成されたアクティブアドレスの割合は、今週67.62％の年初来高値に達した。また、ビットコインの価格は堅調に推移している一方、小口の仮想通貨は上昇しており、両者への資金流入を示唆している。」

IntoTheBlockはまた、長期保有者が保有するビットコインの量が先週、過去最高を記録したことにも言及している。

「1年以上ビットコインを保有するアドレスは、歴史的にビットコインのサイクルの進歩の指標となってきた。長期保有者は弱気相場や強気相場の始まりにはビットコインの保有量を増やし、過去の史上最高値付近では減らす傾向がある。長期保有者の残高が増え続けていることから、投資家全体がビットコインの上昇を期待しているようだ。」

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