国際取引所連合(WFE)は、仮想通貨取引プラットフォーム(CTP)が現実の経済・社会全体においてより大きな役割を果たす可能性があると見ているようだ。
9月28日に発表されたWFEによる論文には、同プラットフォームに関する見解と規制当局への提案が含まれていた。
当該論文において、「CTPは市場の魅力を高める手段としてある程度の規制を歓迎すべき」と主張したWFEは、CTPを規制するための6つの原則を提案。そのうちの1つは、「顧客に不利な取引を避けるために機能を分離すること」にある。
また、WFEは、同機関が代表する TradFi取引所への分散型台帳技術(DLT)の統合を懸念する。「規制当局は統合による相互の利点を考慮する必要がある」と述べ、併せて以下のように述べた。
「規制された機関が仮想通貨でサービスを運営することを不可能にすると、このビジネスを適切に運営する方法を知っている機関から事実上追い出し、経験の浅い新規参入者によって運営される可能性がある。」
さらに、当該論文では、分散型金融(DeFi)についても広く触れられている。
「DeFiは(TradFiやCeFiとは)異なる運営をしているように見えますが、その違いは見た目ほど明らかではありません。(中略) 買手と売手が出会うプラットフォームは、その性質上中心的な存在にあります。」
WFEとは、2022年に会員が140兆ドルの取引を扱ったことでも有名な機関であり、顧客確認規制(いわゆるトラベルルール)を仮想通貨に適用する金融活動作業部会の取り組みを賞賛し、仮想通貨市場の基準を引き上げるための流通市場およびその他の市場に関するIOSCO原則を支持した。
同機関の動向及び関連法規制に係る動きに、引き続き注意を払っていきたい。
トレード戦略や投資の最新情報をサロン内にて配信中!!
この記事は「Exchanges federation touts crypto trading regulation, integration with TradFi」を参考にしています。
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 kenta