セルフカストディサービスCasaETHペイウォレットリレー機能でプライバシー強化

仮想通貨セルフカストディプラットフォームCasaが、ETHカストディに係る機能を拡張し、ユーザーのプライバシーを強化したことを報告した。

20236月に既存のビットコイン保管サービスにマルチシグネチャのイーサリアムセルフ保管ボールトを導入したことを受け、Casaはユーザーがトランザクションのリレーとしてイーサリアム・ペイ・ウォレットを使用できるよう取り組んできた。

かかる開発は、ユーザーがETH保有を管理するための安全な環境を提供するというCasaの動きを示しており、最大5つの秘密鍵で資産を保護できるようになる。

以前、Casaは、独自のCasa Relayを通じて、ETHボールトとイーサリアムブロックチェーン間のユーザーのやりとりをサポートしていた。

しかし、コントラクトの展開やトランザクションの実行などのさまざまなアクションが容易になった一方で、ブロックチェーンスキャンツールを介してユーザーのイーサリアムアドレスが一般の監視にさらされることともなる。そこで、かかるプライバシー上の懸念に対処するために、CasaはETHペイウォレットを導入した。これは、Vaultユーザーのトランザクションリレーとして機能する単一署名の代替ウォレットである。

今回の動きに関して、CasaのCEOを務めるニック・ニューマン氏は、「ETHペイウォレットから発生するガス料金と取引はCasaのオンチェーンにリンクされず、ユーザーの匿名性がさらに高まる」と強調。

さらに、同氏は。「ETHペイウォレットはオンチェーンのプライバシーを強化し、仮想通貨分野の特定の難読化ツールに関連する匿名性は提供しない」とも明言しており、今後のETH市場への影響に注目が集まる。

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この記事は「Self-Custody Platform Enhances User Privacy with New ETH Pay Wallet Relay Feature」を参考にしています。