この動きは、当局が同国でのワールドコインの活動を停止してからわずか3週間後のことである。

ケニア政府、ワールドコイン調査委員会を発足

ケニア政府は、物議を醸すワールドコインを調査することを任務とする15人のメンバーで構成される議会委員会を発足させたと報じられている。

ナロック・ウエストのガブリエル・トンゴヨ議員が委員長を務めるこの委員会には、ワールドコインの活動を徹底的に調査し、その結果を議会に提出するための42日間の猶予が与えられている。

議会の精査は、ケニア当局が「関連公的機関が一般大衆にいかなる危険もないと認定するまで」ワールドコインの運営を停止すると発表してから約3週間後に行われる。

さらに、データコミッショナー事務所によって起こされた訴訟が解決を待つ間、裁判所は同社の業務を停止する措置をとった。

ニクソン・シフナ判事は、昨年4月から2023年8月までワールドコインが収集したデータを保存するよう命じる命令を出した。

別の動きとして、警察はケニアの首都ナイロビにあるワールドコインの倉庫を捜査し、書類や機械を押収したと報じられている。

今月初め、キトゥレ・キンディキ内務大臣は下院で演説し、プロジェクトの活動、特に市民登録と虹彩データの収集に関する懸念を表明していた。

OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏によって7月に発表されたワールドコインは、虹彩スキャンを容易にする「オーブ」と呼ばれるハードウェア・デバイスを使用することで、ユーザーの身元を確認することを要求している。

これらのオーブは現在、世界中のほぼ400の場所でアクセス可能で、ワールドコインの公式ウェブサイトあたりでは、すでに220万人以上が登録プロセスを完了している。

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