イングランド銀行が、決済プラットフォームのナゲッツと協力して英国が提案している小売CBDCのプライバシー層の設計を調査していることがわかった。
この機能は、追跡不可能な接続を使用して、身元を明らかにすることなく資格情報を非公開で交換及び確認することに資する。
今回の動きについて、ナゲッツの共同設立者であるアラステア・ジョンソン氏は、以下のように説明している。
「ナゲッツは当初、国際決済銀行とイングランド銀行と協力してロザリンドプロジェクトに取り組み、その仕事の裏で、ナゲッツはイングランド銀行から、アイデンティティとプライバシー層の調査と設計を依頼されました。また提案されているデジタルポンドのプライバシーとセキュリティを確保するための取り組みを行なっています。」
ナゲッツは、アイデンティティ層インフラストラクチャにより、CBDCユーザーがゼロ知識証明を使用してデータを制御し、プライベートに保つことができると主張している。これにより、取引の追跡が防止され、厳格な詐欺防止及びマネーロンダリング防止基準が満たされる。
世界中の中央銀行はCBDCプロジェクトを推進しており、この技術により金融包摂が拡大し、より安価な国境を越えた取引が簡素化されると強調している。英国財務省とイングランド銀行はいずれも、10年後半にCBDCを立ち上げることを示唆しており、今後の動向にも注目が集まる。
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この記事は「Bank of England teams up with wallet maker for CBDC privacy」を参考にしています。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta