DeFi融資プラットフォームDefactor Labs、1億ドル相当の債券をトークン化へ

DeFi融資プラットフォームのDefactor Labsが、「ERC-3643トークン」規格を使用して1億ドル相当のアルファボンドをトークン化したことを発表した。
Polygonネットワーク上でトークン化されたこの債券は、債権などの現実世界における実体法上の権利ないし資産を担保として中小企業に貸し出される。

Defactor Labsは、法律事務所CMSと提携して法的ガイドラインと文書を提供し、この法律の管轄区域としてルクセンブルクを選択した。一方で、Black Manta Capital Partnersは、アルファボンド向けにERC-3643トークン化エンジンを活用したブローカーディーラーライセンスとマーケットプレイスを提供している。

2021年に発明されたERC-3643は、規制された取引所におけるトークンのIDレジストリ、保管、コンプライアンスの標準を設定するほか、180以上の管轄区域で280億ドルを超える商品がERC-3643標準を介してトークン化されている。

また、Defactor Labsの開発者らは、パイロットテスト中に3,000万ドル相当のアルファボンドが取引され、そのうち200万ドルがプロジェクトファイナンスに充てられたと主張している。

この点につき、Defactor LabsのCEO兼共同創設者である Alejandro Gutierrez氏は次のようにコメントしている。

「ERC3643規格を活用して1億ドル相当の債券をトークン化することで、Defactor Labsは機関投資家が準拠してDeFiにアクセスできるようにするだけでなく、オープンネットワークでの流動性オプションも提供することを目指しています。」

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この記事は「Small business lending protocol Defactor tokenizes $100M in bonds」を参考にしています。