The Blockの調査で、仮想通貨取引所の取引高が大きく減少していることが判明した。
同社のデータによると、5月の取引高は2020年10月以来の低水準となっている。

スポット取引が減少

仮想通貨メディアThe Blockのデータで、4月に続き仮想通貨取引所のスポット取引高が減少していることが判明した。
5月の取引所の取引量は3074億ドル(約43兆円)となっており、4月から23.2%減少しているようだ。
取引所の市場シェアはバイナンスが71%でほとんどを占めており、コインベースが8.7%、BTSEが5.1%と続いている。
The Block ResearchのディレクターであるLars Hoffmann氏は、5月の結果が非常に低調であることを強調している。

正規のCEXスポット取引量は23.2%減の$307.4Bで、2020年11月以来の低水準となった。

また、米大手仮想通貨投資企業グレースケールが提供しているビットコイン投資信託「Grayscale Bitcoin Trust」の同月の1日平均出来高は38.2%減の2600万ドル(約36.3億円)となったと報告している。
これは2019年12月以来の最低水準を記録しているようだ。

仮想通貨取引所にとって2023年は前年に引き続き規制強化などで厳しい状況が続いており、4月にはコインベースが米国からの撤退を示唆している。
また、4月に米国での事業を終了すると発表していたBittrexは、5月に破産を申請した。
そしてバイナンスとBybitは5月にカナダから撤退することを発表するなど、環境変化の対応を迫られている。

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この記事はTHE BLOCKの「Crypto exchanges post $307 billion in volume for May, lowest since Nov. 2020」を参考にして作られています。