マイクロストラテジーの共同設立者でありエグゼクティブチェアマンのマイケル・セイラー氏が、米国で中央銀行デジタル通貨(CBDC)が開始される可能性について、自身の考えを詳しく説明している。

アメリカCBDCの立ち上げ推進でビットコインへの関心が高まる

Valuetainmentとの新しいインタビューでセイラー氏は、人々のお金の使い方の監視など、デジタルドルの潜在的な危険性に関する懸念が、世界最大の分散型仮想通貨であるビットコインへの関心を激しく駆り立てるだろうと述べている。

「CBDCへの関心は、ビットコインへの熱狂的な関心をより高めることになる。国家に依存しない非主権的な価値貯蔵が必要だという認識が広まり、ビットコインは成長している。国民の圧倒的多数がCBDCに断固反対しているのは確かだし、政治家のまともな大多数も反対していると言っていい。しかし、すべての人にコントロールを課そうとする少数派が存在し、彼らは誰も信用していない。50ドルをどう使うかを知りたいのかもしれない。政治家たちはコントロール好きなのだ。」

セイラー氏は、政治家が近いうちに米国のCBDCについてコンセンサスを得るとは思えず、この問題をめぐって大規模な議会での争いが予想されると語る。

さらに、技術的な観点から、実際にドルのデジタル版を作成する方法を政府が考案するのにどれだけの時間がかかるか疑問視している。

しかし、この技術が現実に近づくにつれ、政府や民間企業が現金を管理し、人々が資本を自由に使うことを困難にすることを、より多くの人々が認識するようになると彼は考えている。

セイラー氏が語る「4つ目のお金の特徴」とビットコイン

さらにセイラー氏は、誰にも管理されないことがビットコインの特徴であると主張している。

「"お金 "とは価値の貯蔵物である。会計の単位である。交換の媒体である。そして、私たちが口にしない4つ目の特徴がある。それは、管理システムだ。ある種の貨幣は、他の貨幣よりもコントロールしやすいものだ。私がビットコインを好きなのは、中国がビットコインを好まないのと同じ理由だ。彼らはそれをコントロールできない。誰もビットコインをコントロールすることはできないのだ。誰かの許可を得ることなく実際に使えるかどうかが不安なら、解決策は金ではない。銀貨でもない。現金の束でもない。アメリカの銀行にあるお金でもない。自分のお金を所有し、好きなように使える可能性があるネットワークは、ビットコインしかないと思う。」

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