大手仮想通貨取引所バイナンスの公式ウォレットであるTrust Walletが不正プログラムによって17万ドル(約2279万円)の被害が発生したことを報告した。
同社は依然としてセキュリティの脆弱なアドレスが残っていると述べている。

Trust Walletがセキュリティの脆弱性を報告

Trust Walletが2022年11月14日から23日にブラウザ拡張によって生成された新しいウォレットアドレスに脆弱性があったことを報告した。
今回のバグはセキュリティ研究者がバグ報奨金プログラムを通じて発見したもので、この日以降に作成されたアドレスは安全のようだ。
同社はハッカーからの攻撃を防ぎ、被害を減らすためにこの開示を遅らせたと述べているが、この脆弱性によって二度のエクスプロイト(不正プログラム)の被害に遭い、約17万ドル(約2279万円)の被害が発生した。
一方で同社は、この脆弱性は多数のユーザーのウォレットから約5000ETHが盗まれたと主張しているMyCrypto創設者のTaylor Monahan氏が報告したものとは無関係であり、そのような流出は確認されていないとしている。

被害を受けたユーザーに保証

同社は今回の被害を受けたユーザーに対して補償プロセスを作成し、損失を補てんする方針であることを発表している。
また、脆弱なアドレスには約8.8万ドル(約1180万円)の残高があるとしており、対象者には通知が表示されるとのことだ。
通知が表示された場合は新しいウォレットアドレスを作成し、すぐに資産を移動して脆弱なアドレスの使用を停止するよう呼びかけている。
なお今回の問題を受けて同社は、セキュリティの監査と監査範囲を5倍に増やしたと述べている。

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この記事はBeInCryptoの「Trust Wallet Users Lose $170,000 to Vulnerability」を参考にして作られています。