ルーマニア国立情報学研究開発機構、MultiversX上でNFT取引プラットフォーム立上げへ

ルーマニアの国立情報学研究開発機構(ICI)が、MultiversX上のNFT取引プラットフォームである「ICI 分散型サービス」の立ち上げを計画していることを発表した。

このプラットフォームは4月26日に正式にローンチされる予定で、ルーマニアのスポーツチームやアスリート、図書館などの少数のNFTコレクションがローンチ時に購入できるようになる。ICI自体が「Past Present Future」というタイトルの NFT コレクションを立ち上げる予定であるといい、過去半世紀にわたる科学及び技術の飛躍的進歩を紹介する。

このルーマニアのNFT取引プラットフォームは、デジタル資産エコシステムに参加する同国初の政府イニシアチブのひとつとなる。

今回の動きに関し、MultiversXの共同創設者兼CEOであるBeniamin Mincu氏は、「デジタル資産は依然としてブロックチェーンに存在する非常に明確な価値提案である」と述べたほか、以下のように説明した。

「あらゆる種類の価値がデジタル化され、流動的になり、即座に世界的に取引可能になる能力は、世界経済に大きな影響を与える…可能性が高いと考えています。(中略) 欧州政府が経済成長プロジェクトのためのイノベーションを検討しているのを見るのは、非常にエキサイティングなことです。」

機関投資家向けNFT取引プラットフォームは、ICIが発売を計画している唯一の製品ではない。

ICIは、近い将来、デジタル資産の取引と管理を可能にするツールを社会に提供したいと考えているとみられており、教育、知的財産、不動産などの制度的エコシステムのトークン化を検討する計画がある。

この点に関連して、ICIは以下のように言及している。

「ICIにとって、これは持続可能で安全な経済のためのフレームワークを開発及び構築することにより、イノベーションに向けた注目すべき一歩であり、分散型デジタルエコシステムにおける市民、企業、機関間の相互作用に利益をもたらします。 」

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この記事は「Romanian Government NFT Trading Platform Lands on MultiversX」を参考にしています。