大手分散型取引所(DEX)プラットフォームであるUniswapは、2023年第1四半期において、主要な中央集権型取引所(CEX)プラットフォームであるBinance及びCoinbaseと比較して、流動性の大幅な増加を記録した。
CCDataの市場見通しレポートによると、このようなDEXにおいて流動性が増加する一方でCEXの流動性が低水準にとどまるという傾向は、第1四半期において、さまざまな仮想通貨取引所に対して強制措置、訴訟措置などが多く実行されたことに起因する可能性があるという。
実際に、Coinbaseは2月にNYDFS と1億ドルの和解に達し、その後3 月にSECからWells Noticeを受け取り、Binanceは3月にCFTCから訴え提起されていた。
たとえば、UniswapにおけるETHの流動性を、Binance及びCoinbaseの流動性と比較すると、Uniswap V3の流動性が大幅に増加したことが読み取れる。CCDataは、2023年第2四半期の見通しレポートにて、Uniswap V3 が流動性で208%という印象的な急増を記録したことを報告した。
一方、Binance及びCoinbaseの同流動性は、それぞれ6.35%、13.4%の下落を記録している。
また、CCDataのリサーチャーは、注意すべき点として、流動性と取引量の低さが為替準備金に顕著な影響を与えた点を挙げている。報告によると、不確実性により外貨準備高は2020年以来の最低水準にまで落ち込んでいるといい、この点に留意する必要がある。
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この記事は「Uniswap V3 liquidity grew 208% in Q1 as Coinbase and Binance saw declines: CCData report」を参考にしています。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta