イーサリアムの最新アップグレードの成功を受けて、同ネットワークのネイティブアセットであるETHが一夜にして高騰した。

イーサリアム、上海アップグレード成功を受けて6%急騰

最新の上海アップグレードを受け、イーサリアムは急騰している。

時価総額で2番目に大きい仮想通貨は、本稿執筆時点では過去24時間で約6%上昇しており、約1,980ドル(約26万円)で取引されている。

Coinglassの清算データも、弱気なトレーダーが間違っていたことが証明されたことを示唆しており、イーサリアムは過去24時間に4400万ドル(約59億円)以上の取引を清算してリードしている。

このうち、約77%のポジションはショートだった。

上海のアップグレードが成功したことで、2020年12月に初めてステーキングが開始されて以来、イーサリアムのステーカーが保有する資産を引き出すことがようやく可能になった。

これは、イーサリアムがプルーフ・オブ・ワークのコンセンサス・アルゴリズムからプルーフ・オブ・ステークに移行した昨年9月のマージ・イベント以来、ネットワークにとって最大のアップグレードだった。

84,500ETHを超える資金が引き出される

プルーフ・オブ・ステーク・ネットワークとして、イーサリアムはネットワークの安全性を確保するために、マイナーの代わりにバリデーターを活用する。

バリデーターになるには、まず32イーサリアムをネットワークに入金し、報酬を得るために常にノードを維持する必要がある。

しかし、上海以前のバリデーターは、ネットワークから撤退することも、蓄積されたアワードを受け取ることもできなかった。

そのため、ようやく資金を引き出せるようになったことで、ネットワークに弱気な動きが出るのではという憶測が広まった。

実際、Nansenから取り出したデータが示すように、多くのバリデーターが実際に撤退し、ステークしたイーサリアムと報酬を持ち出している

Nansenのデータでは、過去24時間で84,500ETHを超える資金が引き出された

現在の価格パフォーマンスを見ると、新たにロック解除されたイーサリアムが公開市場で売られているようには見えないが、今後の値動きも注目が集まるところだ。

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