オンチェーン分析プラットフォームGlassnodeによると、毎月ステーキングされているETHの量は最近減少している。

イーサリアムのステーキング入金額が減少

規制圧力の高まりと4月12日に予定されている上海アップグレードにより、イーサリアムのステーキング入金額はここ数週間でわずかに減少している。

4月9日、オンチェーン分析プロバイダーのGlassnodeは、イーサリアムのステーキングエコシステムの現状についてレポートした。

このデータから、"規制の圧力と上海アップグレードのため"、現在、入金活動が低調であることが明らかになった。

米国の金融規制当局は今年、仮想通貨に対して厳しく迫っている。

証券取引委員会はイーサリアムが証券であることに固執しており、ETHをそのように分類する議会からの公式な法律がないにもかかわらず、ステーキングを取り締まった。

また、イーサリアムのネットワークは、12日に待望のアップグレードが行われる予定だ。

上海ハードフォークとも呼ばれるシャペラハードフォークにより、ビーコンチェーンにステークされたETHの段階的な払い出しが可能になる。

Glassnodeによると、これら2つの要因がイーサリアムステーキング入金額の落ち込みを引き起こしているとのことだ。

Lidoがステーキング市場でシェアを奪う

同社はまた、コインベース、バイナンス、クラーケンなどの主要な集中型取引所が、リキッドステーキングプラットフォームのLidoに多くの市場シェアを奪われていると指摘している。

「勝利を収めたのはLidoであり、現在のところ入金流入を支配し続けている。」

Lidoは現在、ETHのステーキング総額の3分の1近くを占めている。

これは、プラットフォーム上の590万ETH、約110億ドル(約1兆4530億円)に相当する。

中央集権的な取引所は、ステーキング報酬から25%という高額な手数料を取り、コインベースではカルダノやソラナといった他の資産ではさらに高くなる。

一方でLidoの手数料は10%で、ステーキングトークンのLido Staked ETH(stETH)を通じて、DeFiプラットフォームでさらなる利回りを得る可能性を提供している。

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