ロシアは現在、仮想通貨の抽出に従事するエネルギー容量で第2位であることが、新しいデータから判明した。

規制の不確実性や制裁の悪影響が続いているにもかかわらず、このセクターに充てられる電力量は増加し続け、今年は過去最高を記録している。

2023年第1四半期にロシアで仮想通貨採掘に関与した電力は1GW

ロシアは、デジタル通貨の製造に専念する施設の総電力容量で、初めて世界第2位に浮上した。

国内最大のマイニング事業者であるBitriverが提供したデータによると、コイン鋳造に関わる電力量は、今年最初の3ヶ月で1ギガワット(GW)に達したという。

ロシアの経済紙コメルサントは、米国が3~4GWの採掘能力を持ち、依然として圧倒的なトップであると報じている。

トップ10には、湾岸諸国(700MW)、カナダ(400MW)、マレーシア(300MW)、アルゼンチン(135MW)、アイスランド(120MW)、パラグアイ(100-125MW)、カザフスタン(100MW)、アイルランド(90MW)も含まれていると同紙は詳述した。

ロシアのマイナーの電力消費量は5年間で20倍に増加

Bitriverは、ロシアのポジティブな傾向は、昨年のカザフスタンでのマイニング活動の縮小と関連していると指摘した。

当局は電力不足のため、認可されたマイニングデータセンターを閉鎖し、違法なクリプトファームを追いかけていると説明している。

中央アジアの国々が電力不足に陥っているのは、中国によるマイニング産業の取り締まりを受けたマイナーの流入が原因であるとされている。

8月に発表された調査によると、ロシアのマイナーの電力消費量は、2017年から2022年までの5年間で20倍に増加したという。

同国における産業の発展は、安価なエネルギー資源とイルクーツクなどの地域の冷涼な気候によって促進されている。

しかし、現在のところ規制がないため、その将来は不透明なままとなっている。

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