ブルームバーグ・インテリジェンスのストラテジスト、マイク・マクグローン氏は、ビットコイン(BTC)はマクロ投資家にとって最良の賭けとなり得るが、迫り来る景気後退が短期的にその利益を脅かすかもしれないと警告している。
スコット・メルカー氏との新しいライブストリームで、マクグローン氏は、ビットコインの分散型の性質は、仮想通貨分野をますますターゲットにしているように見える米国の規制当局からビットコインを守るだろうと述べている。
米国の規制当局のトップは、ビットコインを商品とみなしていると公言している。
「ビットコインが突出している重要な点は、これに対して何もできないし、消滅させることもできない、ということだ。手出しができないのだ。イーサリアムは、アップグレードが行われ、より良いものにするために人々があれやこれやと手を加えていると聞けば、セキュリティが確保されていると主張することができるかもしれない。私は、なるほど、それはちょっと怖いなと思った。ビットコインはそんなことできない。だから、ビットコインは素晴らしいし、感動的なんだ。」と、マクグローン氏は語った。
マクグローン氏は、ビットコインに強気だとしながらも、今年の第3四半期には景気後退が予想され、BTCのようなリスク資産に重くのしかかると語る。
彼は、OPEC(石油輸出国機構)が日曜日に決定した1日の原油生産量の削減が景気後退の可能性を高め、また、インフレを引き下げるために連邦準備制度理事会が利上げを行うとしている。
「今朝の電話会議で、ブルームバーグのエコノミスト、アンナ・ウォン氏が、第3四半期に景気後退が始まるというのが彼らの基本的なシナリオだと語った。今、それを少し前倒しし始めている。OPECがそれを後押ししている。FRBの引き締めがそれを後押ししている。だから、すべての資産は下がるしかない。つまり、ビットコインもそうだ。しかし、ビットコインはレースで最も速い馬だ。だから、私は全体として、確かに比較的強気である。」
さらにマクグローン氏は次のように続けた。
「しかし、株式市場がこれから3分の1程度まで下落すると予想するならば、その弱さを予想しなければならず、それが私の基本的な想定となっている。そして今、原油がこの問題を加速させている。OPECは、世界的な需要の問題が顕在化していることを認め、経済的合理性のあるカルテルとして対応している。」
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著者: CoinPartner 編集部 News_writer