ARK InvestのCEOであるキャシー・ウッド氏は、米国の銀行が破綻したことで、金融機関はポートフォリオの分散を図るためにビットコイン(BTC)への投資を行うようになるだろうと述べている。

「米国の銀行危機で、機関投資家はビットコインに投資する」キャシー・ウッド氏

Bloombergとの新しいインタビューで、ウッド氏は、米国の銀行が破綻した際のビットコインの好調なパフォーマンスは、仮想通貨の幅広い採用を促進すると述べている。

「危機的な状況で起こることの1つは流動性が枯渇することで、資産に打撃を与える傾向がある。特にビットコインが株式市場とは全く異なる動きをしたことは、非常に示唆に富んだものだった。」

ウッド氏は、ARK社のビットコイン価格のベースケース予測である、2030年までに68000ドル(約900万円)以上という予測に、引き続き自信を持っているという。

「2023年の大きな構想の中で、ビットコインの価格目標を構成する要素を見つけることができる。この目標値は、基本的な考え方として、かなり保守的であると言える。企業の財務担当者がビットコインから撤退したのは、規制当局がバランスシート上のビットコインから撤退させたからだ。そこで、私たちはビットコインから撤退した。しかし、この危機を通じた価格の振る舞いが、例えば、より多くの機関投資家を惹きつけることになると考えている。」

彼女は、過去数十年の間に他の資産クラスで行ったのと同じように、機関投資家がビットコインでポートフォリオを分散させるだろうと予測している。

「私たちは、機関投資家を対象としたレポートを作成し、この新しい資産クラスに関心を持ち、ポートフォリオを分散させる場合に、彼らが行うべき配分を検討した。2.5%から6.5%の間のどこかだと思う。70年代の不動産、80年代、90年代の新興市場や小型株のような、新しいカテゴリーの資産に対して、このような配分が行われていたはずだ。」

ウッド氏は最近、連邦準備制度が一旦軸足を移すと、ブロックチェーンのような革新的な技術が先行して、「燃える20年代」を彷彿とさせるような急成長経済が続くと予測している。

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