ナイジェリア当局がATM現金引出し量を制限、CBDCたる通称「eNaira」の使用を促進へ

ナイジェリア関連当局は、「キャッシュレス・ナイジェリア」と題した政策を推し進めている。

その一環として、今月6日、ナイジェリア中央銀行は金融ビジネスに通達を付し、「個人及び企業はATMから1日あたり45ドル(=₦20,000)及び1週間あたり225ドル(=₦100,000) の引き出しに制限される」こと、及び「個人及び企業は銀行で週あたりでそれぞれ225ドル(=₦100,000)、1,125ドル(=₦500,000)の引出しに制限し、個人については5%の手数料、企業については10%の手数料を必要とする」ことを指摘した。

これは、個人や企業が引き出すことができる現金の量を大幅に削減することで、ナイジェリアの中央銀行デジタル通貨(CBDC)である通称「eNaira」の使用増加を目指している。

かかる取り組みについて、銀行監督ハルナ・ムスタファのディレクターは、「顧客は銀行取引を行うために代替チャネル(インターネットバンキング・モバイルバンキングアプリ・USSD・eNairaなど)を使用するよう奨励されるべきだ」と強調している。

eNaira」は、昨年10月にリリースされたものの、その採用率は、リリースから1年以上経った現在でも依然として低い状態が続いている。

それでも各ナイジェリア当局は、上述した「キャッシュレス・ナイジェリア」政策を確立しており、支払システムがより効率的になり、銀行サービスのコストが削減され、金融政策の有効性が向上することを目指していた。

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この記事は「Nigeria bans ATM cash withdrawals over $225 a week to force use of CBDC」を参考にしています。