11月NFT売上高が7か月ぶり上昇、5億3,000万ドルを突破|金額ベースで13.2%増

先月11月におけるNFT売上高が7か月ぶりに上昇を記録した。
これにより、同取引高は5億3,000万ドルを超えている。

NFT関連データ等の分析を行うCryptoSlamによると、11月における金額ベースの売上高は、10月のそれから13.2%の増加。その一方で、個人取引は18.75%の減少を記録したという。

10月から11月にかけてのNFT市場の動きについて、NFTリレーションズ・ストラテジストであるイェフダ・ペッチャー氏は、「市場の混乱により、増加の理由について具体的な結論を導き出すことは困難になっている」と指摘。
これに加えて、「ブロックチェーンを中心に構築されたWeb3.0におけるNFTの将来への熱意は残っているが、短期的にはより一層混乱している」と説明した。

また、Web3.0領域のベンチャーキャピタルスタジオLiquidXの共同創設者であるGiulio Xiloyannis氏は、いわゆる「クジラ」、すなわち、NFTや仮想通貨を大量に保有する投資家は、「FTXのショックに対してより回復力があり、市場の低迷の中でチャンスを探すことになるだろう」と語っている。

他方、11月におけるNFT取引高の増加にかかわらず、FTXの崩壊に起因する損害発生がいかなる範囲にまで及ぶかについて、不安視する見方も広がっている。

上述のペッチャー氏も、「FTXの崩壊から損害がどのように広がるかについての懸念がNFT 市場に不確実性を生み出している」と指摘している。

なお、FTX崩壊によって打撃を受けたブロックチェーンのひとつはSolanaであった。月初時価総額は約110億ドルであったものの、金曜日午後の時点でわずか約49億ドルにまで落ち込んでいた。

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この記事は「NFT sales rise for first time in 7 months in November despite crypto price slump」を参考にしています。