米国の仮想通貨大手コインベースは、業界の企業間、特に準備金の証明に関して、より透明性を促進するための活動を開始している。

コインベースは準備金証明の透明性に取り組み、開発者向けの助成金を立ち上げ

コインベースはブログの投稿で、よりクリプトネイティブな方法を使用して準備金を証明する新しい方法を模索しており、さらに他の企業にもそれを奨励するために50万ドル(約6960万円)の開発者助成プログラムを発表した。

コインベースは、仮想通貨取引所FTXの崩壊を受けて、この分野の投資家は集中型プラットフォームに預けた後に資金を引き出す能力を持つという保証を受けるべきだと述べている。

同社は、将来的に準備金の証明がどのように行われ得るかについて、アドレスの秘密鍵へのアクセス証明を伴うオンチェーンアドレス開示など、いくつかの一般的な提案を挙げている。

Coinbaseの最高セキュリティ責任者であるPhilip Martin氏は次のように語っている。

「FTXの崩壊の1つの明るい兆しは、仮想通貨企業の資産と負債への透明性に大きな焦点を当てていることだ。コインベースでは、TradFi(伝統的な金融)とDeFi(分散型金融)の両方の長所を享受する価値があると信じている。今日、私たちは仮想通貨業界で唯一、上場企業の財務監査の透明性と保証を提供している企業だ。私たちは、あなたが私たちやどの機関も信頼する必要のない分散型システムに向けて取り組んでいる。あなたは数学だけを信頼すればいい。すべては透明で、不変で検証可能であるべきだ。」

さらに彼は次のように続けた。

「そのような未来の世界に向けた具体的な一歩を踏み出すために、Coinbaseの2023 Crypto Community Fundを通じて、新しい開発者向けの助成金を発表する。オンチェーン会計、資産または負債の証明に関連するプライバシー保護技術(ゼロ知識技術の適用を含む)、または密接に関連する技術の最先端を進んでいる人々やチームを支援するために50万ドルを配分した。」

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