ワールドカップの開催が迫る中で、サッカー代表チームのファントークンの値段が上昇している。

それぞれのトークン自体の市場価値はそこまで高くないが、仮想通貨市場が全体的に低迷傾向にあることを考えると、そのパフォーマンスは際立っているといえる。

各国代表チームのファントークンが値上がり

世界最大級のスポーツイベントである2022年FIFAワールドカップンも開催まで、残り1カ月を切った。

世界経済にプラスの影響をもたらすとも言われているこのイベントは、いわゆるサッカーファントークン(ファン関連の特典を利用できる仮想通貨)市場にも盛り上がりをもたらしている。

CoinGeckoが提供するデータによると、過去7日間でアルゼンチンサッカー協会ファントークン(ARG)10.9%、ポルトガル代表ファントークン(POR)は9.7%、ペルー代表ファントークン(FPFT)は1.7%、それぞれ上昇している。

これらトークンの市場価値はそれぞれ3000万ドル(44.5億円)未満に過ぎないが、仮想通貨市場全体が低迷傾向にあることを考えると、最近のパフォーマンスは良好だといえる。

サッカーファントークンは各国代表チームの所有権を表すものではなく、限定イベントへの参加権など、いくつかのファン特典を保有者に付与するものだ。

たとえば、ペルー代表ファントークンの保有者は、デジタルグッズやVIPエリアからの試合観戦権などを得ることができる。

サッカーファントークン市場は今後、これまで以上に活発化していくとみられている。また、勝率の高い、あるいは人気の高いファントークンの値段が上昇していく性質から、スポーツベッティングのデジタルバージョンとしての発展も見込まれている。

FIFAワールドカップカタール2022は11月20日から12月18日まで開催される予定だ。

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