中国の大学が「メタバース工学科」を設立、国内初の取り組み

中国の南京情報科学技術大学が、25年の歴史を持つ「情報工学科」を、「メタバース工学科」に改名することを発表した。地元メディアの報告によると、同大学は中国で初めてメタバース専攻を提供することとなるという。

現時点ではカリキュラムの詳細については明らかになっていないものの、メタバース部門が所属する人工知能学部の学部長はコメントを発表し、「メタバースに焦点を当てた修士号、博士課程の学生、ポスドク研究員を香港理工大学と共同で訓練する計画である」と語った。

8 月、同大学は、企業向けロボットや産業用ソフトウェアなどの開発を行うYalong Intelligent Equipment Group とメタバース研究所を設立することで合意に達していた。

2022年、中国でメタバース研究がより一層盛んに

2022年に入り、中国ではメタバースの研究組織が多く設立されつつある。

4 月には、中国人民大学がメタバース研究センターを設立した。さらに8月、Tencent、Huawei、Epic Gamesが複数の中国の大学と、メタバースと仮想現実との相互作用のための研究機関を設立しました。

また、上海及び北京の地方政府は、経済・投資を後押しするために地方開発計画にメタバースを組み込んでいるなど、国内でのメタバースに関する取り組みは加速傾向にある。

昨今メタバースは、仮想通貨ないしブロックチェーンテクノロジーと密接関連性を有するとして、各業界からさらなる成長に大きな注目が集まっている。仮想通貨・ブロックチェーン業界への影響と併せて、引き続き中国国内におけるメタバースに関する取り組みに着目していきたい。

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この記事は「Chinese university sets up metaverse major, names department after metaverse」を参考にしています。