仮想通貨に対する規制を強めているエストニアで、新制度下で初のライセンスが仮想通貨銀行Strigaに認められた。

同社CEOのMagnani氏は、認可のプロセスが「困難なものだった」と語っている。

法規制強化後初のライセンスをStrigaが取得

仮想通貨銀行Strigaは、今年初めに大幅に強化されたエストニアの仮想通貨規制下で、最初にライセンスを取得した企業となった。

マネーロンダリング対策を行っているエストニア金融情報局(FIU)はこのほど、Strigaが営業認可を受けたことを明らかにした。

FIUのトップであるMatis Mäeker氏は、新しい体制を通じて仮想通貨セクターを専門化させていきたい意向をメディアに語っている。

同氏によると、エストニアにおいて既に登録済みである企業の多くが、適切な事業計画を持っていなかったという。

StrigaCEOは「困難なものだった」

StrigaのCEOを務めるBernado Magnani氏は、認可に至るまでのプロセスについて「困難なものだった」と振り返る。

控えめに言っても、困難なものだった。どのようになるかを予測するのは、私たちにとっては難しかった。

既存の企業も、今年3月に施行されたエストニアの新法に基づき、ライセンスを更新する必要が生まれた。

最低限の資本金の保有や専任のコンプライアンス担当者の配置など、新たな基準に対応しなければならないことが課題となり、登録企業数は昨年12月の381社から177社まで激減している。

MagnaniCEOはインタビューに対し、欧州連合(EU)が新たな仮想通貨市場規制(MiCA)をまとめたばかりで、規制は今後も増えていく可能性があるとの見解を述べた。

私たちは、その先頭に立つことで、高い競争力を持つことができると考えている。

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