この地域の2つの取引所が仮想通貨対応カードの発売を計画していることもあり、仮想通貨デビットカードとクレジットカードの提供は盛んになっている。
アルゼンチンの取引所Ripioとメキシコの取引所Bitsoは、この地域における仮想通貨の人気の高まりへの答えとして、それぞれVisaとMastercardと提携して、将来的にカードを立ち上げることを発表している。
ラテンアメリカで人気のある2つの取引所、RipioとBitsoは、顧客がこれらのプラットフォームに存在する保有仮想通貨で買い物ができるようにする仮想通貨対応カードの発売を発表している。
Ripioのケースでは、Visaと提携して国際的に通用するプリペイドカードを発行し、クレジット決済を希望する顧客にとって困難な状況を回避している。
取引所は、人々が日常の買い物や支払いにもっと仮想通貨を使うようになるきっかけになると期待している。
Ripioの新規事業グローバル責任者であるHenrique Teixeira氏は、取引所は12月までに25万人以上の顧客がこのカードを使用し、この製品に約30万ドル(約4100万円)の投入が行われると考えていると発表した。
取引量でラテンアメリカ最大の取引所の1つであるBitsoも、今年後半に仮想通貨対応カードを発売する意向を表明している。
BitsoのCEOであるDaniel Vogel氏は、「Mastercardと提携したこの商品の発売は、同社が仮想通貨の将来に自信を持っていることを示す一歩」だと語っている。
同社は発売日を発表しなかったが、このデビットカードにはすでに長い予約待ちリストがあることを説明した。
Vogel氏は、この金融商品は顧客のニーズを援助するために向けられたものであると述べている。
「給料日にBitsoに入金してデジタルドルに交換し、それをペソに戻して決済する、というようなユーザーのパターンを見てきたので、潜在的な需要があるのではと期待している。」
Bitsoのカードは、キャッシュバックも可能で、まずメキシコで発売される予定となっている。
デジタルマーケットデータを提供するKaikoが最近発表したレポートによると、ラテンアメリカのユーザーは取引よりも仮想通貨の「実世界」での応用に関心があり、取引所はこの目的のために商品を提供してより多くのユーザーにアプローチしようとしているとのことだ。
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著者: CoinPartner 編集部 News_writer