WazirXに対する調査の中で、BinanceとそのCEOは、インドに拠点を置く仮想通貨取引所から会社を遠ざけ続けている。

BinanceWazirXとオフチェーン資金移動チャネルを削除

業界最大の仮想通貨取引所Binanceは、月曜日に "WazirXBinanceの間のオフチェーン資金移動チャネルを削除する "と述べたブログを投稿した。

Binanceは、811日から、WazirX Exchangeとのサポート機能を終了すると述べたが、オンチェーン入出金機能はアクセス可能なままであることを指摘した。

オンチェーン送金が公開されたブロックチェーン台帳上に不変の記録として存在するのに対し、オフチェーン送金はその逆で、ブロックチェーン・ネットワークの権限外で発生する取引を指す。

ビットコインのライトニングネットワークは、P2Pの分散型ネットワークで、二次層のプロトコルにより、コアネットワークとは別に少量のBTCを送金することができる。

このような大量の取引は、ブロックチェーン上で1つの記録として検証され、統合される。

仮想通貨をオフチェーンで転送する別の方法としては、2者間の既存の合意、別の人物への秘密鍵の送信、取引を促進するサードパーティのサービスの利用などがある。

しかし、BinanceWazirXが具体的にどのような方法を用いていたかは明らかになっていない。

BinanceWazirXから距離を置く

インドのEDEnforcement Directorate)がWazirXの資産814万ドル(約109900万円)を凍結した数日後、BinanceCEO Changpeng Zhao氏は、WazirXからBinanceを公に遠ざけた。

実際、Binanceがオフチェーンルートを閉鎖する決定を下したのは、BinanceWazirXの間のやりとりの透明性を高めるためだと思われる。

WazirXに資金があるなら、Binanceに移せばいい。単純なことだ」とZhao氏は、2019年にBinanceWazirXを買収しようとしたことが最終的に実現しなかったと主張した後、こう述べている。

 

 

WazirXの創設者であるNischal Shetty氏は、Binanceは取引所のウェブサイトが構築されているAmazon Web ServiceAWS)サーバーにルートアクセスできるため、技術的に取引所を停止できると述べ、Zhao氏の主張に反論した。

これに対し、Zhao氏はユーザーの安全に対するBinanceの組織的な義務を改めて強調した上で、AWSの集中所有の仕組みについて説明した。

またBinanceは、撤退停止のニュースとともに、WazirXの調査に関するすべての事項でEDに全面的に協力することも明らかにした。

\無料アプリを使って/

仮想通貨のニュースを逃さずチェック